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2016.8.18 Update !!

9作目ニューアルバム
『Romanza -ロマンツァ-』
日本を代表する名ヴァイオリニスト吉田恭子の第9作目ニューアルバム。グァルネリ・デル・ジェスの芳醇な響きが奏でるロマン溢れる小品の数々。これまで様々なコンセプトに基づいた作品をリリースしてきた彼女が、今作では少し趣向を替え、敬愛する往年の名手たちの編曲を再現し、それを継承するということに主眼を置いた作品。巨匠達の息遣いが感じられるよう。これらを慈しむかのような演奏からも深い愛情と類い稀なる香気が立ち上る。

3月23日(水)発売
NYCC-27299
税込2,700円

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名器グァルネリ・デル・ジェスで聴く「奇才プロコフィエフ」
第16回 吉田恭子ヴァイオリンリサイタル → 終了いたしました!
2016年6月3日(金) 19:00開演 東京・紀尾井ホール
ピアノ:白石光隆

モーツァルト:ハフナーセレナーデ「ロンド」
プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第1番
ブロッホ:バールシェム組曲「ニーグン」
ショパン=ウィルヘルミ:ノクターン Op.27-2
ワーグナー=ウィルヘルミ:アルバムの綴り
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン


2016年1月18日(月)10時よりチケット発売開始!
S席5,000円 A席4,000円
B席3,000円 学生2,500円
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
ムジカキアラ 03-6431-8186
イープラス http://eplus.jp/
(イープラス先行発売 2016年1月10日)

問合せ:ムジカキアラ(平日10〜18時)03-6431-8186

ヴァイオリンの妖精から、みんなのミューズへ
デビューから足掛け15年。吉田恭子は確実にキャリアを重ねながら成長と変貌を遂げている。
単にステージを重ねるだけではなく、クラシック音楽をみんなの身近に届ける「ふれあいコンサート」や、自身が主導する「YEKアカデミー」や、公開レッスンなどの社会的かつ幅広い活動が、彼女を音楽的にも人間的にも成熟させ、妖精からミューズへと変貌した。もはや「巨匠アーロン・ロザンドの愛弟子」の看板は不要、自分で自分の音楽性とテクニックを構築する独立した芸術家の域に達しており、これからも研鑽の日々を重ねるだろう。
誰をも魅了する「吉田恭子の音」。しかし彼女は長い間愛器の身元を明かさなかった。かつて私がその理由を尋ねた時、「名器が名演を奏でるわけではないから」というような答えを貰った覚えがある。そこには名器の名前で自分を宣伝するのは好まない、という毅然さがあった。最近、遂に彼女はその名を明かしたが、それは自信と音楽人生への決意の表明だと私は捉える。その彼女の分身は、グァルネリ・デル・ジュスという、ストラディヴァリと並ぶ世界最高の名器。音色の特徴は、力強さと深さと甘美さを兼ね備えた、どちらかというと男性奏者が好む楽器で、あの「パガニーニ」が愛したブランド、といえばお分かりいただけるだろう。この楽器を選んだところにも、音楽に深さと幅と豊かさを求める吉田恭子の音楽性がはっきりと現れている。
その彼女の1年の総括ともいえる毎年恒例の紀尾井ホールでのコンサートが、早くも16回目を迎える。今度のプログラムにも彼女の個性と主張が明確だ。前半のモーツァルトとプロコフィエフは共に天才中の天才で、音楽の中に余分な音符は全く無い。過剰な効果は用いず、それでいて表現は最高に雄弁で、音楽の中に喜びも悲しみも光も影も有る。正に彼女の音楽性にピッタリの作品だ。そして後半はエンタテイメント性に富んだポピュラーな名曲や、他の楽器の名曲の珍しいアレンジ作品。「プログラミングはいつも自分が聴きたいと思っている曲を選ぶ」と語る吉田のこと、これが今の彼女が最も愛する作品群なのだ。アンコールには2016年3月リリース予定の、これ又日本で初めて聴ける楽しい作品が登場するかもしれない。グァルネリと同様、既に吉田の分身ともいえる優れたピアニスト、白石光隆の名共演共々、期待が高まるコンサートである。
音楽作家 ひのまどか